Report…2016

2016-10-21

いつも外のお教室を車で移動する途中にある額屋のモネさんには朝8時にお店の前を通るから
それまで仕上げておいてネ・・・とか、明日お渡しだから今晩中にお届けお願いできますか?なんていって
無理を聞いていただいています。正確なお仕事ぶりと早い納期に色々と助けられています。
絵画用のダイナミックな太いフレームと違い私が注文するのは細めの華奢なあまり刺繍を殺さないタイプの
ものばかりなので最近ミソノの好むフレームサンプルを別に並べて用意してくださっていてとても重宝しています。
今年も「新作です。」と言ってサンプルを見せてくださったフレームは中々よろしく
生徒さん方に依頼を受けた作品を持参してはその場でフレームのデザイン、大きさ、マットの色や重ね方・・等々
イメージを作り上げてきます。
新作に入った生徒さんの作品、とっても良いですので是非ご紹介しましょう。

 

自宅教室 Hさん


                            つきみ野教室  Tさん

 

どちらもフレメのデザインです。クリスマスにふさわしい木目にシルバーとホワイトのフレーム。
選んだマットの色や幅でそれぞれの作品がぐっと引き立ちませんか?
シャープなフレームのデザインですがクリスマスの暖かなイメージがしっくりと溶け込みます。

 

自宅教室  Mさん               

 

こちらは同じフレームの色違い 茶の木目。 こちらはこちらで作品の糸の色にあわせシックにまとまりました。
うん素敵です。


オーダーのけしてお安くないフレームなので「先生の思い通りに・・」と言われても内心ドキドキモノですが
出来上がったフレームを自宅に持ち帰り頼まれた生徒さんのお顔を思い浮かべながら繊維が曲がらずまっすぐに
美しく仕上がるよう切りそろえ入れ込んできちんとフレームに収まった時はとても嬉しい瞬間です。そしてお渡しして
気に入っていただけた時の笑顔はまたまた嬉しいのです。
どうぞクリスマスの一生の家宝にしてくださいね。
Hさんはまだ出来上がりを見ていませんがいかがかしら、先にReportからニマニマしてください。

 


もう1種類の素敵な新作フレームを次回ご紹介いたします。


2016-10-19

2016年のクリスマスもまだだというのに何言ってんの?とお思いでしょう。
いえ間違いではありません。

 

今年の鎌倉教室も10月~12月の3回を残すだけとなりました。
2008年から9年間、1月スタートで年間11回のおけいこで大作を1点あるいは2点仕上げる形をとってきました。
しっかりと休まずに刺し進めないとできない難度も高く大きな作品の数々。
私も毎年力が入り刺しおろしの新作を11月くらいまで仕上げ皆さんに満足いただけるように
鎌倉の新作は特別の思いを持って産み出して来ました。
お付き合いくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
鎌倉は唯一の日曜クラスもありお仕事を持っているお忙しい方々が大切な休日を使って
いらしてくださっています。なので気持ちは作りたいが宿題がたまっていく~~~とお嘆きの方々も・・・
夏の終わりくらいになるとさあ来年は・・・と考え始めますが2017年は少しトーンダウンし
手持ちの終わっていない作品を片付けるのも良いかと新作は少々小さめのドイリーを2点作ることにいたします。
新作見ると前のが終わってなくても欲しくなっちゃうのよね~という気持ちもわかるので小さめです。


 

2作のうちの1作目が完成しましたのでお披露目いたします。
ここ数年アジュール、ドロンワーク、シュバルムと続いていたのでハーダンガーが刺したいなあ~と
話していたIさん、Mさん、はいハーダンガーでございます。。
2017のクリスマスを意識してアイレットに銀糸を使ったドイリーです。大人でしょ?
サテンとかがりの間にはウェービングを6段入れました。

 

中央部分は変形アイレットやアジュールを入れてお味付け。
前作でとてもかわいかったのでそのまま使用しドイリーに変身させましたよ。

 

あと1作、今必死に刺しています。こちらもムフフな出来映えなのでもう少々お待ちを。
こちらもちょっぴりクリスマス。
今月のお稽古には間に合いませんが11月には2点そろえてお教室に持っていきます。
2点チャレンジするも良し、新作にかからず今までの手持ちを片付けるも良し、今までの過去の作品を
刺すも良し・・・ご自身でご判断くださいませね。

 

11月には毎年恒例ヌーヴォーとなりますので今年の鎌倉の作品と夏のワークショップのピンブックが
解禁になります。鎌倉以外のお教室の皆さんどうぞお刺しください。


2016-10-17

先日お知らせした秋のお祭り 湘南台教室、長津田教室とも無事終了いたしました。
どちらのお教室も素晴らしい腕前で私は鼻高々。
本当に熟した感があります。

 

 

 

お手伝いくださった皆様、また足を運んでくださった皆様ありがとうございました。
1点ずつコメントしたいところですが今日はこんな可愛らしい画をお載せします。

 

 

当日長津田に足を運んでくださった自宅にお通いのTさん、絶対関係者とわかる怪しい見方をしていたのですが
そのうち長津田のお教室の方々とご一緒にお話をしながらこんな感じで見てらしてあんまり可愛いので
後ろからパチリしてしまいました。同じ趣味はこれだから楽しい!すぐに仲良くなって同じ目線で
お話ができる。み~んな大事な仲間です。

 

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さて、日曜は良いお天気だったので家人の愛車MGに乗って久々のお休みをドライブと決めこみました。
オープンで騒音が凄い上スカーフぐるぐる巻きにサングラスで耳も聞こえづらく2人乗りとはいえ助手席は
結構孤独です。三渓園で鎌倉彫の展示があるというので出向きその後横須賀まで。
孤独な助手席で何を考えるかというと仕事の手順だったりあの方に頼まれていたパターンは
今週中に仕上げなきゃ・・とか、あの生地を注文しなくちゃ・・とか・・・・
鎌倉彫は作品の柄位置の分量や模様行きを見ては刺繍の参考になる・・とか、このライトの当て方は良い・・とか
結局全部仕事に結びついてしまい心を委ねて休日にできない損な性分であります。
街中を騒音で走るグリーンのオープンカーを見かけたら助手席のスカーフぐるぐる巻きサングラスはミソノです。。
声をかけないで?!ください。。。

次回は新作をご紹介しますね。


2016-10-12

ステッチイデーVOL.24が11日に発売となりました。
「今回の号ではアジュール刺繍をお願いします。」とヴォーグ担当N女史より連絡が入ったのは
5月のこと。「今回は先生と生徒さんで半分ずつお願いしたい・・・」ということで
私はアジュールの基本的なステッチでブローチを5点作ることにし、後半はドイリーとポーチを
どなたかに手伝ってもらおうと考えました。


松村かおるさんは10年以上私のところに通いコツコツとまじめにそしてずっと同じリズムで作品を作り上げ
通ってくださっています。本の出版に際してもGAGAの一員としてずっと私をサポートしてくださいました。
私のアジュール23区の作品を一回り大きくしたいと計39柄にしてずっとアジュールに向き合っていらっしゃったので
これは松村さんにお手伝いいただこうと打診すると喜んでお手伝いしたいというので
企画の段階から作品を仕上げ作り方手順や原稿に至るまで一緒に作品作りに携わって頂きました。
そしてとっても素敵なページに仕上がりました。
どうぞ皆様ステッチイデー最新号P50,51をご覧になってください。

 

  

 

取り組んでいた彼女のアジュール39区もようやく出来上がりました。
コツコツと美しく仕上げてくださったアジュールの新柄はこんな具合。
熱心な心持ちの針が魔法のように刻んでいます。

 

  

 

  



2016-10-08

8月にもお知らせしましたが 日本ヴォーグ社  日本手芸普及協会×ステッチイデーの共催の形で
経験者を対象とした「ハーダンガー刺繍」学習会を11月29日(火)に開催いたします。
前回日本ヴォーグ社の1dayの際は初心者対象にハーダンガーをする為の基本的なステッチや
進める順番を盛り込んでお話させていただきましたが今度は経験者対象です。
本に載せた№14 カフスブレスレット を作成します。

 


 

一昨日ののリングピロウのReportで『バイアス状に生地を使いレース模様は長方に出てくる・・・』と
書きましたが何のこっちゃい?と思われた方いらっしゃいますよね。
出版本のなかでも№1、№2、№6、№22,23,24 そして№14のカフス。バイアスでとった作品が並んでいます。
そのバイアスでとる時の特徴、長所等を盛り込んでじっくりと場所取りを中心にお話をしたいと思っています。
とりあえず刺し方等は説明いたしますが経験者の皆さんということで聞かないとできないことや
どうするときれいに刺せるか、進み方はどうした方が良いか・・・等にこだわってお話できればと思っております。
また少し始める前に講演を・・・なんて言われているのでノルウェーに出かけた時のお話等を盛り込んで
ちょっと照れますがやってみようと思っています。。
そして今度は忘れずに掲載作品をいらして下さった皆さんにお見せできるようにいたしますね。

今月11日にステッチイデーが発売になりますが申し込み要綱が掲載されますので
その11日が申し込み開始となります。日本ヴォーグ社 手作りタウン ステッチイデー
10:00~15:00までお昼をはさんで1日の講座ですがご興味のある方1日お付き合いください。
お待ちしております。

11日発売のステッチイデーのお話はまた次にさせていただきます。

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