Report…2019
実は5年前は出かける前の私達の盛り上がりの割に現地は過去の産物感が強く
少しがっかりしていたところがありました。
5年を経てまた同じ感じかしら…と少々案じておりました。
ウレンスヴァンホテルより朝9:00出発バスにてキンサルヴィのフェリー乗り場に行き
30分程対岸のハルダンゲルに向かいました。
前回HPにも載せた赤い可愛らしいお家、りんご畑、そしてその奥の中腹に
ハルダンゲルフォークミュージアムが見えます。
館長のアグネスはもちろん覚えていて下さり暖かく迎えて下さいました。
まずは館内の展示案内から...
キャア~~
過去の産物なんてごめんなさい。素晴らしい展示内容に全員の目はキラキラ‼︎
1021点のブリンクフリード(胸当て)が一部屋を占領します。
どうですか、凄いでしょう。クロスステッチやビーズやスパンコールが付いたものなど1つとして
同じものがないのです。「どうやって集めたの?」と尋ねると家にもこんな物があるわ〜と
持って来てくださるのですって。きちんと編纂し大切に扱いながら愛情を持って取り組まないと
こんなことはできません。もうそれだけで嬉しくなってしまったのでした。
そうしてもう一部屋は時系列に沿っての展示です。
16世紀からのハルダンゲル地方に独特の教会へ出向くための衣装としてルネサンスの影響を受けた
民族衣装の歴史。結婚式の衣装。英国の影響を受け広がった様々な模様。
ハンダブラーグという手を隠すためのカバーが変化しそれらがドイリーやテーブルクロスに
なり今では全世界で多様化している……の一番最後に私の本も置いてありました。。
19日午後はヴォスへ出かけました。
まずはこの景色みてください。ヴァンゲン湖を見下ろす山の上にあります。
ここは民族博物館で前回も来ましたが今回は展示内容が農業に特化してしまっていて
ちっとも刺繍がなく皆んなでがっかり肩を落とし風景だけかと一時は諦めかけました。
ここで登場、今回最年少参加のKさん。英語の堪能な彼女にお願いをしてミソノの気持ちを通訳して代弁して
もらったのです。
前回来た時に見た花嫁行列の様子、ヴォスとウトネの衣装の違い等をみんなに教えてあげてほしい・・・と。
すると担当のサラ嬢、上司のウトネのハルダンゲルフォークミュージアムにお勤めだった方を連れて来てくださり
バックヤードの花嫁衣装やお帽子、また行列の対列も見せてくださったのです。
一同感動ものでした。
美しい景色と優しい人々の輪でとても濃密な時間を過ごすことができました。
作業着も愛らしいサラ嬢と最後は皆んなで記念撮影を。
そうしてAからDまでの各班のメンバーは絶好調に仲良しで皆、下の名前で呼ぶほどの仲の良さ!
この人たちに最高の旅にしてあげたい・・・とミソノ心の底から思うのでした。
食事やお買い物もみいんな楽しそうです。
2日目19日は朝から雨。気温13℃。皆さんダウンやウィンドブレーカーを着て移動していました。
晴れ女のミソノの効力は薄まったか・・と話していましたがバスを降り移動の時は小降り、あるいは止み
良い塩梅での1日でした。
まず午前。ベルゲンの街並みを見つつ大きな手芸店、フースフリーデンへ。
ここは前回も立ち寄ったお店で民族衣装ブーナットの刺繍部分を受注して刺し上げることも
しているお店だそうで店内は関係の装飾品や様々な手芸品まで多くのものを扱っています。
|
皆さんは撮影隊となり激写中の画です。
世界遺産のブリッケン地区の手芸店を見たりお土産物屋さんに寄ったりして一路グリーグの家へ。
私の本の目次に使っているのは実はグリークの家の作業小屋ですがその周辺を散策したり
暮らしたお家のお話を聞いたりしましたがそれよりカーテンの使い方が気になったりして
見学をいたしました。
|
朝9:10集合にもかかわらず皆さん早くから元気なお顔で成田に集合しました。
本日18日より26日まで8泊9日、ノルウェーとデンマークを周る刺繍の旅の始まりです。
出来る限り毎日Reportいたしますね。
スカンジナビア航空でデンマーク、コペンハーゲンを経由しノルウェー、ベルゲンに到着いたしました。
こちらの時間で夕方の到着、時差7時間、ホテルに着いた時は日本の真夜中ですから
皆さん少々お疲れです。
私はホテルを抜け出しベルゲン中心部へ手芸店のチェックに行きましたが
美しい街並みに見とれ目的地に行くのに時間がかかってしましました。
どこを撮っても絵になります。
明日からのReport楽しみにしていて下さいね。