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成田を出発する時にトランクに付けた刺繍のタグの写真を撮り
行ってきま~す。と始めたかったのにあれよあれよと進みオランダ、アムステルダムで
乗り換えノルウェー、ベルゲンに到着しました。
日本との時差は7時間。真夜中の到着でしたので何も見えませんが
街並みのライトがフィヨルドの水面に映し出されそれはそれは美しかったです。
明日からの日程が楽しみです。
ということでお見せする画像がありませんが無事到着しましたとお知らせまで。
出発前に多くの行ってらっしゃいメールを頂戴しながら返信せずに出ました。
明日からのレポート楽しみにしていてください。
暑い日本の皆様には申し訳ありませんが寒いです。
今朝最低気温は4度。最高も15度程度でしょう。
素晴らしいお天気で1日をスタートしました。
まずはベルゲンの市内観光です。
作曲家グリーグの家に行きました。
ベルゲンはノルウェーの首都オスロに次ぐ2番目の都市で26万程度の
小さな都市ですがとても機能的で快適でそしてどこでも絵になります。
グリーグの家の後ろもすぐにフィヨルドが入り組みご覧の風景。
魚市場を見学の後手芸店を2件はしごしてその後素晴らしいホテルのレストランで 極上のサーモンを食してベルゲン鉄道にて海抜867mの高地 ミュールダールへ。 山岳鉄道フロム鉄道に乗り換えゆっくり急勾配を下りフロムに入りました。 ノルウェーの西の海岸からフィヨルドに沿って奥へ奥へ入ってきたことになります。 手芸店のショーウィンドウにはハルダンゲルの民族衣装が飾られ半製品の ブラウス等も売られていましたが何せ物価が高く手が出ません。 またキット等は目が荒い生地で参加の皆さんならすぐに刺せそうなものばかり。 |
それより皆が喜んでいるのは美しい景色。 今夜のホテルはフロム鉄道の終点すぐ横ですが素晴らしい景色が広がり圧巻です。 |
今日は西海岸から約250km奥に入ったフロムからフェリーに乗って
180km地点クドヴァンゲンまで下りその後ヴォスの街までバスで移動しました。
フェリーは 約2時間途中世界遺産のネーロイフィヨルドを通り山々から流れ落ちる滝の
壮大な景観を楽しみトナカイのハンバーグを食してヴォスの民族博物館へ向かいます。
バスからの景色は本当に幸せを感じます。
ヴォスの民族博物館ではハルダンゲルの民族衣装について詳しく解説をしていただきました。
今回現地の添乗員としてマチコさんが同乗くださり私たちの痒いところに
すべて手を差し伸べてくださいます。質問事項も細かく通訳してくださり
皆さん展示衣装もたっぷりお写真を撮り大満足でありました。そして外の景色。。
何も言いますまい。画像をご覧ください。
今日は同じ敷地内で結婚式がありそちらのお幸せもお裾分けいただきました。
ご参加のすべての方に「せんせ、連れてきてくれてありがとう!」と拝まれています。
ヴォスではマチコさんにお願いして街のスーパーでお買い物。
たらこのペースト、アンチョビ、ニシンのマリネ等をお買い物。
女性にはこれまた楽しい一面!
そうして今回の目的の一つロストフースのウレンスヴァンホテルに到着。
今月初めに前もって支配人のハンスさんにメールも入れておいたので
とても優しくお出迎え頂きました。
目の前がハルダンゲルフィヨルド。遠くの山の頂きの奥には氷河。
何も言いますまい。画像をどうぞ。
明日はいよいよハーダンガー博物館でのワークショップ。毎日が濃いです。
ハンスさんのホテルは素敵すぎて1日だけではもったいなくて
興奮して早起きをしてしまったので同室のHちゃんを誘いフィヨルド前のテラスで
6時から小1時間刺繍をしてしまいました。
1週間くらいこうしていたい。。。
後ろ髪をひかれながらフェリー乗り場チンサルヴィーから対岸のウトネに移動。
念願のハルダンゲル民族博物館です。
館長を務めるアグネスは私よりずっと若いとてもかわいらしい女性で
私たちを優しく迎えて下さいました。
刺繍を中心とした民族衣装のレクチャーを受けた後早速ワークショップにかかりました。
出かける前に何度もワークショップの内容を確認しあっていたので
まだしたことのないかがりを教えてもらうグループと小さなモチーフを教えてもらうグループに分かれ
口も聞かずみなさん真剣に教えていただきました。
急きょお手伝いに駆けつけてくれたリブにしても館長のアグネスにしても
あなた方のやりたいように刺せばいいのよ…ととてもおおらか。
しつけもしないしパターンもないのだけれど「私たちは古い作品のコピーを取って
それをお手本に刺すのよ…」とサラサラと刺し始めました。
途中館内でランチをいただき帰りのフェリーの時間まで新しいステッチをゲットすべく
がんばりました。
もちろん時間内にできませんでしたが続きは日本に帰ってミソノが面倒を見ます。
と宣言をして終了しました。
ここはこうしなければいけません。そっち向きに刺してはいけません。
本家本元のやり方で…などというつまらないことを言わない、
むしろ私たちは刺繍大好き。ハーダンガー大好き。で繋がっているのよ…と
言ってくださっているようで私にはとても大事な1日となりました。
そしてベルゲンに戻りました。
ノルウェー、ベルゲンよりアムステルダムを経由して
デンマークコペンハーゲンに入りました。
入りました。なんて言っていますがいれていただいた………が正解です。
ご紹介が遅れましたが今回の旅行のお膳立てをしてくださった添乗員の奥室さんを
ご紹介します。私が最初に打ち合わせでお会いしたのは昨年の秋。
もう1年近く温めてきた企画なのですが本当に細部まで気配りいただいて
安心してお任せしています。フロム鉄道に乗った時は私達の指定席に
ちゃっかり座っていたフランス人の団体を流暢なフランス語で退かせてくださったり
今日はアムステルダムからコペンハーゲンの飛行機で2席ダブルブッキングがありましたが
それもすぐに解決してくださり本当に頼もしい限りです。
初めは室さん…なんて呼んでいましたが今はむろさま…と影でお呼びしております。。
コペンハーゲンは大都会です。ノルウェーの片田舎からやってきた私たちは
お上りさん状態。周りをキョロキョロしながら室さまに連れられてサマーフットという
手芸屋さんに行きました。皆楽しそうにお買い物していました。
今日は軽めに徒歩でストロイエという中心街をそぞろ歩きホテルに戻りました。
そうそうイヤマちゃんで有名なフードストアももちろん行きました。
そして夕食は皆さんと離れこちらも半年以上前からメールで注文のついでにアポをとっておいた
ステッチハウスの福田さん、井上さんとご一緒して地元のレストランに連れて行っていただきました。
いつも私の少なくてわがままな注文に快く応じて下さる福田さんとどうしてもお顔合わせしておかなければ…と
連絡をとったのですが案の定私と同じ体育会系…意気投合してワイン片手に刺繍について
熱く語ってきたのでした。福田さんはコペンハーゲンの手芸屋さん、本屋さん等の情報を
まとめて下さりホテルのフロントに届けておいてくださいました。
お優しい心嬉しく受け取りました。ありがとうございました。
さて明日は博物館を回り後半はお買い物。皆さんお疲れも見せずお元気です。
今朝は市内観光からのスタート。
人形の像、ニューハウン、アマリエンボー宮殿などを回ったのちショッピングを楽しみ
ランチを挟んで念願のGreve MuseumとAmagemuseet へ。
2つの博物館での刺繍は鳥肌もの。
ショッピングで光らせていた目は博物館で30倍光っていました。
簡単にお写真で紹介するわけにはいきません。
見せたい…けど見せたくない…そんな気持ちです。とにかく素晴らしかったです。
こちらはゆっくり帰国してから編集します。
企画を立て夢が実現し、最高の仲間と涙目になりながら
「来て良かったあ!」を連発しています。
最後の晩餐はイタリアンレストランで乾杯をしました。
フードストアのエコバッグを全員お揃いで買って
これはミソノの教室の名誉会員証ね。なんて言いながら
最終日を終えました。
毎日をご一緒してホント仲良しになりました。
皆さんとても協力的でミソノを支えてくださいました。
感謝申し上げます。
毎晩眠い目をこすりそれだけでは足りずベッドヘッドに頭を打ち付けて
目をこじ開け編集して来ました。
日本で楽しみに待っていてくださる生徒さん方にもいち早くおすそ分けして
あげたい思いからです。返信は無用よ…とメールもたくさんいただきました。
改めて多くのみなさんに支えられていることを実感します。
明日朝空港へ向かい帰国の途につきます。
長い間ありがとうございました。
無事皆元気に帰国しました。
本当に素晴らしい旅でした。
出かける前はハルダンゲルフォークミュージアムのワークショップで何を習いたいのか
何をしたいのか、また受け入れてもらえるのか、参加の生徒さんは喜んでくれるだろうか
どこまでわがままを言っていいのか・・1人悶々と考えながらも、送られてくる内容にNGを出し続け
出かける前々日に内容を決定したのでした。
がしかし何を悩んでいたのか不思議なほど受け入れていただけてこちらのことも尊重してくれて
お土産に持っていった鯖江の刺繍枠やみすや針も喜んでくれて・・
刺繍の好きなお仲間・・・と優しく受け止めてくださいました。
またデンマークコペンハーゲンでは行きたかった美術館が2つあり、6月の時点で
1つのテキスタイル部門がクローズになっていると情報を得場所を変更、もう1つに期待をしていたのですが
先に行ったアウトサイドインのスタッフから刺繍の展示が少ししかなかった・・と情報を得
旅行会社を通して倉庫のバックヤードを見せて欲しい・・と無理なお願いを通してもらい
見せていただけたのでした。
グレーブ美術館の中庭で満足そうなミソノ
ほんの一部しかお見せできませんでしたが素晴らしい景色でした。
今でも思い出すたびに興奮してしまいます。
これから少しずつですが景色をreportの端に載せましょうね。
それから今回は人に恵まれました。
旅行会社WBCの宮川さん、添乗の奥室さん、現地ガイドのマチコさん、二葉さん
ウレンスヴァンホテルのハンスさん、ステッチハウスの福田さん、井上さん
そしてご一緒した16人のお仲間。神戸から参加くださったHさん。
私を同室でずっと支えてくれたHちゃん。
16人のお仲間は私のお宝です。ほんとに感謝しています。
少し時差ぼけはあるものの帰りの機内食で食べ損ねたとんかつが気になり
今日は家人と連れ立って目黒までとんかつを食べに行ったくらい元気です。
週末休んで9月よりまた通常に戻り忙しくなりそうです。
見たもの感じたものがまた明日へ繋がることを願って。
NEWミソノこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
作曲家グリーグの家の作業小屋よりフィヨルドを望む。