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ええ、私達は刺繍の仲間です。
動かなくても良いまとまった時間がこんなにある飛行機の中は絶好のチクチクタイム!
はさみを持たず前もって糸をカットしパターンを見なくても刺せる部分をとっておきましたの。
いや~進む進む‼
後ろ横を見るとオ~ヤッテルヤッテル。
帰りの飛行機の私のお隣りはイケメンの金髪青年。お利口さんにしてずっと刺繍をしていました。
Voss
ヴォスの民俗博物館はなんといっても山の中腹にありますのでそれはそれは素晴らしい景色です。
当日のReporにも書きましたが農業に特化しての説明がガイドさんによって
長々と通訳され始めたのでこの話の最後に素敵な刺繍の部屋があると思っていたのに~~
あれ~何もない~~
旅の初めなこともあり日本人現地ガイドさんは私たちが刺繍の旅に来ていることよりも
この土地をより詳しく通訳することに一生懸命になってしまったようで…そこで私が出しゃばりましたの。
その後のKさんの活躍はお知らせした通りです。
無理を言ってバックヤードを見せていただき結婚式の教会までの隊列の説明をしてくださいました。
また花嫁衣装は背の高い担当サラ嬢がお帽子の上部の写真をちびっ子の私たちに代わって
1人1人分写真を撮ってくださいました。
3年後を目安に民族衣装をそろえたコーナーを完成するつもりなのでまた来て欲しいと・・
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屋根は石や雑草でできていてホントのどかで可愛らしい!この雑草の方が暖かく長持ちするのですって。
ガイドさんはその後機転の利くお姉さま生徒さんによって(こういうのがお姉さま方って凄い!)
なぜ日本を離れベルゲンで暮らしているのかを聞き出すと嬉しそうに自身の昔の恋物語を
お話しくださいましたよ。『あ~それで出会いの場だった山に登らせたがったのね~』と全員納得!
その後は的確に通訳をして私たちを安心させてくださいました。
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Hotel Ullensvang
ウレンスヴァンホテルはフィヨルド沿いにある美しいホテルで前回1泊しましたが
1泊ではホントにもったいなくて今回は2泊にしました。
残念ながら雨模様で外のお散歩は儘なりませんでしたがそれでも合間を縫ってフィヨルド際まで
歩きました。
曇天の鈍~い感じ、ノルウェーっぽい感じがしますでしょ。
ホテルのオーナーのハンスさんには日本からメールを入れておきましたが
残念ながら出張中でお会いできませんでした。が後日心優しいメールをくださり
近い未来にまたいらっしゃいと。。
そうそう何名かは温水プールを使用したりしてリラックスしていました。
ショップではとても簡単なドイリーが私たちが作品展の時に販売している5倍くらいのお値段で
売られていてすれ違う生徒さんが口をそろえて「先生ここで売るべき!飛行機代出ますよ!」と
鼻を膨らませて言うのでおかしくなってしまいました。
はい、私たちのしている仕事はそれくらい緻密でレベルの高いものです。
皆さん自信を持ってください。
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Hardanger Folke museum 1
すでにReporにも書きましたが素晴らしい興奮の展示でした.
1021点のブリンクフリード‼
個人的にでしょうが展示に愛がこめられ今現在の展示がこれだけ充実していることが
私はとても嬉しく感じました。
館長のアグネスは5年の間に頼もしくなったような気がして皆が早々にランチを切り上げ
ショップに行っている間ガイドさんを介して沢山お話をしました。
前日こちらでお勤めしていらしたヴォスのエレーナさんのお話、
前回お手伝いをしてくださったリブさんのこと、もちろん展示物のお話・・・
私の本はフランス語、韓国語があるのになぜ英語がない?とおしかりを受けました。。
2回目というのはなんと素晴らしいことでしょう。
皆がワークショップでお勉強している間こっそり誰もいない1000点のブリンクフリードの部屋に
戻り1人佇むと時間が止まったようで涙が出そうでした。
ブリンクフリードは見てわかると思いますが胸元の見えるところだけが煌びやかで
元の刺してある生地は家にある麻布や木綿のプリントの生地だったりします。
その家のおばあちゃまが孫娘の晴れ着のブーナット(民族衣装)を全身コーディネートしながら
家にある生地に一生懸命刺繍する様子が目に見えるようですね。
Hardanger Folke museum 2
飾られていたハーダンガーの白糸刺繍もお見せしましょうね。
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やっぱりハーダンガーは美しい‼ 凛とした表情が心を穏やかにします。
ワークショップをしたお部屋の両端には民族衣装を着たお人形が飾られていました。
あちらでもまた日本でも刺繍人口が少なくなっているのは確か。
手仕事の尊さなんて偉そうなことを言わずともこんな素敵な時間の使い方があるのよ・・・と
若い方々に伝えたいなあと思うのです。
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ミュージアムの坂の下のフェリー乗り場の脇にあるウトネホテルというところで
お茶をして帰る‥と企画していたのですが残念ながら雨天でテラスが使えず中止になってしまいました。
これは次の宿題にしておきます。
Rosenborg Slot
ローゼンボー宮殿はクリスチャン4世が1606年から28年の歳月をかけて作らせた
オランダルネッサンス様式の夏の離宮です。
現在は国有財産となりデンマーク文化の息吹をつなぐ芸術品などの王宮コレクションを展示する
博物館になっているのだそうです。
ロシアの皇女カテリーナ2世のために制作されたロイヤルコペンハーゲンのオリジナルのフローラダニカの
シリーズを見学目的にここをコースに選びました。
ポーセラーツをなさるメンバーのIさんのたってのお願いでもありましたしボタニカルはきっと全員興味が
あるに違いない・・と思って。
団体の予約時間や持ち物もチェックが厳しくA5サイズが少しでもオーバーすると
ロッカーに荷物を預けなくてはいけません。がそんなチェックの厳重さを上回る展示の数々でした。
バラのお庭も美しくコペンハーゲン市民の憩いの場となっているようですし建物も荘厳。
がしかし何といってもお宝の数々‼
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宮殿の螺旋階段にはボタニカルアートが・・・そして念願のご本を購入、ご満悦のIさん。
Greve Museum
クリーム色の壁、茅葺の屋根、中庭、カフェでのランチの優しいお味・・
全てゆったりとした時間が流れます。
こちらで撮ったヒーダボーの数々もお載せしておきます。
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言葉は何もいりませんね。
各ミュージアム、ドラウアーの街並み、そして普通の民家も
窓辺がとても美しい‼ 見られること前提のカーテンのあしらい・・・
画像をどうぞ。
コペンハーゲンのどこを撮っても美しい景色。
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長きにわたり北欧旅行のReportをしてまいりました。
毎日濃い内容で脱落者も出ず元気なメンバーでした。
刺繍という同じ趣味を持つメンバーと見るツボが一緒というのは
本当に楽しく、またこんな機会でないと行くことができない場所だと思うと
それだけで気持ちが高まりました。
・前回グレーブ美術館で見てどうしてもやりたかったフレーターも
自分のものに出来たのも確認できましたし
・きっと無理と思っていたスカルスのワークショップも実現できましたし
・どんな道のりになるかと案じたバス移動の後の1泊の船旅も楽しめましたし
・各ミュージアムのショップの充実ぶりに心躍りましたし
・ハルダンゲルでアグネス館長とも再会できましたし
・蚤の市も‥チボリ公園も・・・・
ご一緒してくださったお仲間ご協力ありがとうございました。
また次の旅を考えるにはミソノの体力次第かと・・・
素晴らしかった旅の数々を胸に秘めまた精進してまいります。