Report…2010

2010-06-13

ちょっと作品展を一休憩して・・
昨日親友のY嬢とともに母校文化学園の服飾博物館にヨーロピアン・モードの展示を見に出かけました。
ここで所蔵しているドレス類の1,700年代から現代に至るまでの洋服、小物の展示でしたが
特に私はロココ時代からアールヌーヴォー前1,700年~1,900年の洋服に釘付けになってしまいました。
約30年前に西洋服装史の授業を教えてくださった先生のお顔を思い出しながら多くの大人が思うように
あ~あの時もっと勉強しておくんだった・・と思いつつじっくりと時間をかけて見てまいりました。
先週の奈良といい今回といい二十歳の小娘の時には見えなかった様々なものが今なら見えて
年を重ねることの重みを感じたりするのでありました。

奈良の仏像や建物もそうですが宮廷時代の栄華が形に反映されていく、権力がより大きく形にデフォルメされて
いくのがドレスにも現れるということがよくわかりレースの豪華さや刺繍の手のかけように驚くばかりでした。
ナポレオンが新古典主義へ傾倒していくのを恐れイギリスからの輸入禁止令を出したという木綿のモスリンの
ドレスなどは華麗に刺繍されており興味深いものでした。また色使いも参考になるものが多く自分の好きなものを
再確認できましたよ。

また明日の私の刺繍人生に役立ちますように・・・・・・・・