Report…2022

2022-03-30

今日は湘南台教室の美しいレティチェッロを2点ご紹介。

 

Yさんのドイリー。 

ぐるりと周囲に交互に配置されたかがり模様の美しいこと。
結構大変なのは中側のはしご。それぞれの糸端の処理を考えると
本当にコツコツ丁寧に進めなければいけません。
白の際立つラウンドの美しいドイリーの完成です。 

 

Tさんのフレーム。

こちらはもっと目の細かい生地に細いレース糸を使用して仕上げました。
ご本人の希望でフレーム内側にフィレラインを追加しちょっとゴージャスに…
そしてフレームにちょっと入っている薄紫色をリンクさせてベースのマットに
使用してみました。模様内の糸のかたまりの描写とラインの描写の差が
はっきりと出て繊細でいて豪華な作品に仕上がりました。まあ美しい! 

 

 

レティはハーダンガーの延長の難易度の高いステッチと捉えています。
いつも言っていますが同じ糸の引き具合で穏やかにそしてコツコツが求められます。
#100のレース糸など使うとすぐに糸が絡まりイライラしてしまいますが
そんな気持ちを自身でなだめ平らかな自身と向き合う。糸の解れと共に心も
解れ‥そんな修行のような時間です。
だからこそ出来上がった時の晴れやかな気持ちが味わえる・・・が
やめられないのだと思います。

 


さて湘南台教室はサークルの今年の総会も終えみなさん協力的に
会を支えてくださっています。
議題の中で15周年記念展示はコロナ禍のため中止し20周年に盛大に… 
と会長がおっしゃっておられた。。
長い月日を重ねてきたのだわ、(そうそう3・11の時もお教室中の
地震だったわ)と色々振り返ったりしていました。
湘南台までの車の移動は心を整える良い80分。
最近はもっぱらオペラのアリアを聴きながら皆さんのお顔を思い浮かべて
仕事に就きます。はい、私も心穏やかに。