Report…2013
自宅教室にお通いのKさんはお教室の後半になると席を立ち
私のライブラリー(おなじみキャリーバッグですが・・)のところに移動して
一人本を見て真剣な眼差しです。
端から本を広げまだどなたも刺したことのないようなデザインを見つけ
ご自宅に合うかどうか物色しています。
画像はそんな風に拾い上げたデザイン。
ガラスなしのフレームに入れデュエールのWさんにお願いしてドライフラワーと組みましたよ。
生地の色とお花のクリーム、フレームのシャンパンゴールドが優しい雰囲気を醸し出します。
fru zippe というデンマークのお店のリネンテープ。
注文して楽しみに半月ほど待っていたのですが昨日ようやく手にいたしました。
なんて素敵!ブルーと茶のミックス具合、色の分量。。。
参りました。
このリネンテープはこれからサンプルを作成して11月に行われるカルトナージュの広岡先生主催の
1dayのWorkshop用にしようと思っています。
どうお料理いたしましょ。このワクワク感がたまりません。
20数年前フレメのパターンを見つけ一気に刺し上げたデンマークコペンハーゲンの地図。
私は1㎝7目くらいのざっくりした麻布に花糸2本どりで刺しましたが |
シリーズでもう1つお見せしちゃいます。
こちらは長津田教室Hさんの作品。
『華麗なハーダンガー刺繍』 p.38の《ルーヴルの回廊》です。
本はざっくり粗い生地で刺してありますがこちらも繊細に11目で・・・
ブルーの爽やかな色の生地に糸はクリーム色を使用しました。
本は糸の色も色々と使用しますが作品の難易度と比例して「配色よく刺す。」
なあんて説明も高度です。ステッチもペキニーズSだとかスレテッドバックS、バンドルSだとか
お味付けの難解ステッチが山盛り!もちろん★★★★★
でもHさんはどんなステッチも顔色一つ変えず「同じ繰り返しを刺すのは得意よ~」と涼しいお顔。
時を同じくして自宅教室Tさんも色違いで刺しています。出来上がりのイメージの違いを
是非お見せしたいです。
1つ前のReportで『華麗なハーダンガー刺繍』のお話をしましたら
ちょうどお盆休み明けの自宅教室にKさんが「出来ました~」とお持ちくださった大作も
こちらの本からでしたのでお写真をパチリさせていただきました。
こちらの作品名は《オーロラの輝き》P.30
本の作品はブルーやオレンジやベージュなどの色糸を使用しているので
この題名になったと思われますがKさんは薄いグレーの濃淡で仕上げましたよ。
それも薄いグレーに#12の糸がないので#25を2本どりで刺しました。
生地も7.5目でなく11目。細かくより繊細に・・・
バックステッチやフライステッチなど気の遠くなるような数のステッチも
にっこり笑いながら淡々と針を進められました。
グレーの濃淡も刺し進めながらバランスを見て濃い糸を使う部分、薄い方が良い部分を
調整していきました。
もちろんこちらも難易度★★★★★でゴザイマス。