Report…2021

2021-03-18

長津田教室 Iさんのレティチェッロのクロスです。

レティの作品はハーダンガーより穴が大きく開くのでゴージャスに見えます。
まず土手を作りカットしてウーブンバーで全てかがってしまってから
中の模様を作っていきます。
ウーブンバーがきちんと入ってきれいな四角ができないと次の模様が美しく
入りません。そのためにはいっぺんにカットしてしまうとぐずぐずになってしまいますので
少しカットしてからかがり、また少しカットしてからかがる‥ということを繰り返していきます。 
また中の模様も同じ模様が同じに見えるように刺すのにいつも心を整えて・・・
とてもデリケートなのです。
白のシャキッとした淡々と繰り返された模様、お見事です。

 


 

2021-03-15

5ヶ月ぶりの開講となった長津田教室は皆さんお元気にお集まりいただき

手には完成の作品を携えて・・・自粛中もずっと手は動いていたご様子。
まずはHさんのプントアンティーコの作品。 
この作品は過去に数名中央のデザインだけをお刺しになったことがあり
随分前にパターンを起こしていましたが廻りのサテンやドロンワーク等の
バランスがとても良いので是非大きいままの状態をどなたかに刺して
いただけたらなあ~と思っていたのできっとHさん好みの作品と思い
お勧めしてみました。
サテンの優しく白いお花、中心の小さくてクリっとしたアイレット、
ぐるっとたくさんあるブリオン、淡々とそろっているドロンワークのはしご・・・
刺し場所の分量が見事な一作です。

 

 

 

そしてこちらもできちゃいました・・とハーダンガーの作品も。

こちらは生地のままの部分がほとんど見えない刺し場所の多い作品。
薄いグレー#762が品よく上がっています。

 


 

2021-03-08

2月中旬からお教室を開催しているということは生徒さん方の作品は

続々と出来上がっているということ。
次々とお見せしたい皆様の作品が山のよう・・・

まずは自宅教室Sさん。
2019年にミステリーツアーと題して(2019年10月24日のReportをアーカイブでご覧ください。)
刺し始めていたタペストリーが出来上がりました。
2月末に今年度が開講した鎌倉教室の作品のソースとなった作品です。

 

 

白地に白の作品ですが所々にDMCの#25の新色のパープルとグレーを

品よく加えて仕上げられましたよ。
ミステリーツアーの場合は刺していただいたがミソノが気に入らない場合は
やり直して違う模様に‥なんてこともあるので私のこと嫌いにならないでね…なんて
言いながら毎回2~3模様の指示をしながら少しずつ少しずつ進めていきました。
自粛の期間があり間があいてしまいましたがコツコツと模様の数々を
楽しんでいただきました。Sさんご苦労様でした。

 

 
そうして一番上のシュバルムのバスケット、アルファベットのクロスステッチ、

一番下のハーダンガーの模様行きは少し変化させながら鎌倉の作品にいただきました。
私の思いつきの変遷が分かる途中経過が今さら思い起こされ時間の流れを感じます。 
新しい種が鎌倉教室で蒔かれ今年の終わりに多くの実りに変わります。

 


 

2021-03-03

前出のクチュリエの6作目の作品の題名は«ライラックのエターナル≫(かっこいい!!)

 

 

エターナルとは永遠の、無限の・・という意味ですが

私の本の№28のトレイのようにずっと同じ模様行きを繰り返していくと
全面刺しでご自分の好きな大きさに広げていける・・・
本のトレイの作品は大好評でどこかのお教室でどなたか必ず刺していらして 
多くの方に愛されています。
クチュリエの仕事の後にムムッ、エターナル永遠シリーズは美しいし
同じ模様を繰り返すのでお手々の訓練にもなるし皆んな刺したいはず・・
とデザインを各種起こし始めました。 
その第1弾、この自粛前に自宅教室Tさんに刺し始めてもらったところ
なんと先日出来上がったと言ってお持ちくださいました。

 

 
上級者のTさんは細かい16目の生地を使用しましたが皆さんはまねできませんので

これから私が11目程度のサンプルをこしらえます。のでそちらもお楽しみに。
エターナルシリーズこれからいくつか続きます。。

 

2021-02-27

先日自宅教室に来られたTさんが「せんせ、全部できましたよ!」と持ってこられたのは

フェリシモ クチュリエの6回キット。
途中途中やってま~す‥と言う方々の作品は多々拝見いたしましたが
全てそれも縫製や成型も含め完ぺきにこなして見せてくださったのはTさん初めてよ~と
お集りの皆さんで楽しく拝見させていただきました。

 

 

さてそんなクチュリエさんから2009年~2014年の第1弾のモチーフ、

そして上記の一昨年の第2弾の小作品シリーズに続き第3弾目としてその延長上の
中級者上級者用としてハーダンガー作品をA4のフレームに収めるシリーズの
提案があったのは昨年5月の自粛明けの頃。
ずっと水面下で6作品を作り続けておりました。
そして2021年春号でいよいよお目見えです。先行して私のところに冊子が届きました。
中々の出来栄えの6点です。
そしてなんといってもクチュリエさんのレシピは天下一品!
もう見たらその通りに沿って針を進めれば出来上がります。
どうぞ是非お付き合いくださいませ。


今回は担当女史から「せんせ、作品にお名前を付けてください。」と。
ボキャブラリーの乏しいミソノは尻込みをして「いや~一度お嫁に出した作品ですから
第3者の目でそして若い感性でどうぞ作品にお名前つけてください。。」とお願いをしましたら
とっても素敵なお名前がついて上がってきました。
«スターアニスのポルカ≫ «波音の余韻≫ «草原の風が集まる場所≫・・・・・・
私の手元から離れ広がっていく世界!なんて楽しいのでしょう。
本が店頭に並ぶのはもう少し先ですがもう会員の皆様にはお手元に届いているとのこと、
どうぞ春の新作チェックしてみてくださいね。

 

 

 

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さあ2月も終わり3月になります。
今のところ湘南台教室だけはGOサインがおりませんが他は平常通り動き始めました。
長津田教室はなんと5か月ぶり。
係りのI さんからお電話を頂戴し「せんせ、もう待ちきれないワ。。」と。
お久しぶりの皆さんとお目にかかれますのを楽しみにしております。
が、まだお出かけはちょっと‥という皆さまはも少し我慢です。
このページを見てお待ちくださいませね。

 

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