Report…2021

2021-04-05

こちらは湘南台Kさん。

いつもレティチェッロの作品しかお刺しにならない達人さんです。
私はいつも「作品は引き算ですよ~いっぱい入れればいいってもんじゃあないのよ~」
と持論を展開していますが「せんせ、先生に嫌われても目いっぱい刺したいのよ・・」
「そんなに刺したい人には刺してもらいましょ!」と笑い合いながら
目いっぱい刺して出来上がったのがこちら。
あまりの美しさに白いテーブルの上の写真では惜しくなり
着ていったコートを裏返しにして紺の裏地の上でパチリ。
ため息の出る美しさです。

 

 

大作のご紹介が続きました。

大作はちょこちょこ刺していては出来上がりません。
その方の刺繍と向き合う心持ちが見えます。
自粛の時も1人になったお部屋で心静かに針を進めるそれぞれのお姿が
目に浮かびます。
針と対峙しながらご自身と対峙なさっているのですよね。

 

2021-04-02

ようやくスタートした湘南台教室のIさんの作品です。

この作品の出所はイタリアの«Ricami»という手芸本のハーダンガーですが
すべての目数が6目基準でいつもの場所取りと違いました。
凄く斬新で素敵なデザインでしたので手の空いたIさんにお勧めするにあたり
パターンのすべてをいつも通りの4目に置き換え書き直してみました。
12目のベージュの生地に糸の色は個性的な#927
自粛前にほんの少ししか進めていなかったので
生地の色と糸の見え具合のバランスや4目に置き換えた俯瞰的な見え具合のバランス等
とても心配していたのですがさすがIさん、さらっと仕上げてくださいました。
美しいです。

 

 


 

2021-03-29

自宅教室Kさんの 大作が出来上がりました。

原先生の「華麗なハーダンガー刺繍」の中から«春風のハーモニー»です。
薄いブルーの生地をお選びになったKさんは糸はオフ白、ベージュ、ブルーの
3色をお選びになりました。
ご本には『糸はバランスよく配色しながら刺す』としか記載がなく決定した3色は
どこにどう使おうかとKさんと「ここはこの色ね」「ここはそこの模様と
リンクさせてこっちがいいわね・・」などと相談を重ね刺し進めていきました。
当たり前ですが中央から刺し始め進めれば進めるほどどんどん外に広がっていきますから
相当な刺し量で糸の分作品もどんどん重くなっていきます。
周囲の三つ折りを終えた頃の充実感は最高潮に達したと思われます。
本の説明通りバランスよく配色し仕上がりました。

 


 

2021-03-27

長津田教室Hさんの作品です。

「せんせ、このご本のこの作品が気に入ったのだけれどサイズはどれくらいですか?」
との問いにサイズを割り出すと「あ~せんせ、うちのテーブルにはあと少し広い方がいいのよ。」
じゃピッタリにするよう外の模様を増やしていきましょうか。
と広げていったデザイン。
生地の字の色と糸の白のバランスが美しい作品です。

 


 

こちらは自宅教室Hさん。

刺し始めた後にお引っ越しをなさり飾ろうと思ったチェストのサイズが違ってしまい、
引っ越し後にサイズ変更で短くなさいました。
その際一部カットしてしまっていたのでカットした生地の穴を埋めなければなりませんでした。
その作業もご自身でこなしようやく無事出来上がりました。
私と彼女だけの秘密の穴埋めでしたがあ~ばらしちゃいました。。

 


 

2021-03-22

長津田教室OさんとSさんの作品が出来上がりました。

このデザインは私のお教室ではとても人気のデザインですが
同じ10目の生地でも右のSさんのグレーの作品は綿の生地
左のOさんの作品は麻の生地を使用しています。
雰囲気が随分と違いますでしょ。
#5の糸を使用して模様をはっきりさせ、またラインは生地の色をリンクさせ
サテンの上下に入れています。
そうしてかがりは丸く見えるようとっても凝っているのですよ。
Oさんは画像では見えませんが横長にランナーに・・・
難易度は高いですがお好み通りの仕上げに満足度の高い1点だと思われます。

 


 

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